友人のオシアジガー1500を預かる
先日の安田での遊漁の帰りに、以前から「一回開けて中身見てみて!」と言われいたオシアジガー1500を預かりました。
症状は以下の通り。
- クラッチが切りづらい・戻りづらい
- 大きめの魚がかかるとガコガコ音がして空回りする
- ハンドルを回すとゴリゴリ感がある
- SHIMANOに一回メンテに出したけど改善しない
話を聞いている感じ、ベアリングの当たりでゴリゴリ鳴っていて、クラッチや空回りはクラッチを切るひらがなの「ひ」みたいな形をしているパーツが曲がっているんだろうと思っていました。
とりあえず分解
とりあえず、ハンドルアームから順に分解していきます。
こんなに中って濡れているモノ?ってくらい濡れています。自分のリールをオーバーホールする時にこんなに水滴がついていることはないです。
構造上水が入ってしまうのは仕方ないけど・・
グリスの量が物凄いし砂も・・
分解を進めて行くと、まずグリスの量が多すぎてしかも汚いことが気になります。
海外製のリールだとグリス漬けになっている物もあるけど、シマノ製です。
そして、触るとなんかジャリジャリして砂なのか塩なのかが混じっているようです。普段自分のリールをオーバーホールする時はパーツクリーナーだけできれいになるのですが、この量のグリスに砂か塩が混じっているのでパーツクリーナーを吹きかけるだけじゃ落ちませんでした。
仕方がないので柔らかいブラシでこすってすべてキレイに流しました。
パーツが曲がっているなどはなさそう
すべてのパーツをキレイに清掃しチェックしてみましが、特に曲がっている箇所はなさそうです。
おそらく、大量につけたグリスに大量の砂か塩が混じってクラッチがうまくON/OFF出来ない状態で、それが不具合の原因だったんじゃ?
友人に「中古で買ったの?」と聞いてみると、「新品で購入」とのこと。その上、同様の不具合が出たのでSHIMANOにメンテに出して帰ってきたばかりとのこと。
新品の時のグリスの量とか色じゃないんだよなぁ・・・最近はSHIMANOはグリス変えたとかなんでしょうか?
組み立て
各所にグリス・オイルを塗りながら組み立てて行きます。
ベアリングにはベルハンマーゴールドを使いました。耐久性はまだ自分で長く使っていないので分からないけど、ベルハンマーゴールドをさした瞬間から他のオイルやグリスとは別次元の回転とわかります。
組み立て後、クラッチのON/OFFやドラグの出具合をチェックして無事終了。
これで使って見てまた同じ症状が出るようなら・・
- 釣行後のリールの清掃の仕方悪い
- オシアジガー1500だけ海水が入りやすい
のどちらかが原因。
あと、SHIMANOのメンテって新品時に使っているグリスとは別のグリス使うの?って疑問もあるけど・・
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