スノーピーク 純利益予想68%減に下方修正
スノーピークが2023年12月期連結決算を下方修正しました。
スノーピークは2023年12月期連結業績予想を下方修正した。売上高は278億円(2月発表は360億円)、営業利益は10億円(同50億円)、純利益は6億円(同28億円)と大きく下げた。10日に2023年1~6月期決算説明会に登壇した山井太・会長兼社長は「2020年以降、アウトドア業界全体がコロナの追い風を受けて急成長してきたが、巡航速度に戻った。その予測を見誤った。投資家の皆様には申し訳ない」と話した。
同日発表した23年4~6月期業績は、売上高が前年同期比16.3%減の131億円、営業利益が同80.5%減の4億9800万円、純利益が同72.0%減の4億8000万円だった。キャンプ専門店やスポーツ量販店におけるキャンプ用品の在庫過多を受けて、卸売が伸び悩んだ。米国と台湾も同じ状況だったという。流通在庫は「あと数カ月で正常化する」見込みだ。直営店の売り上げと来店客数は前年同期を超えており、「商品力が下がっているわけではない。ビッグデータを駆使してより正確な需要予測ができるよう努める」と加えた。
キャンプブーム失速 スノーピークが業績予想を大幅下方修正
スノーピーク 純利益99%減
スノーピークの2023年12月期連結決算は、売上高が前年度比16.4%減、純利益は同99.9%減。
スノーピークの2023年12月期連結決算は、売上高が前期比16.4%減の257億円、営業利益が同74.3%減の9億円、純利益は同99.9%減の100万円だった。売上高と各利益全てで業績予想を下回った。過剰在庫のアウトドア専門店が増えたことで、ホールセールが伸び悩んだ。
スノーピーク純利益99%減 キャンプ失速が如実に
キャンプ用品の宣伝・売り方
コロナ禍で各アウトドアメーカーは、キャンプブームに乗りました。そして、YouTubeなどのSNSでインフルエンサーを使い宣伝しまくりました。
ここまでは問題ないです。
しかし、その商品が買えないし数ヶ月下手すると1年経っても売り切れ状態が続く事が多い販売方法です。
店舗に行っても、ネットショップを探しても商品が買えないのです。
インフルエンサーを使い、「所有欲」「優越感」を煽る商法を各メーカーが続けてきました。
そして、下流のYouTuberやインフルエンサーは「OO件店舗を回って探しまくってやっと手に入れました!」という投稿をし更に煽るわけです。
在庫リスクを取らずに商売が出来るので、コロナ禍ではそれが成り立つし儲かったのでしょう。
コロナ禍が終わり、キャンプなどの趣味で人混みを避ける必要がなくなりました。
「良い道具」を手に入れることができていれば、全員でないにしてもいくらかキャンプなどのアウトドアを趣味として続ける人もいると思いますが、そもそも買えないわけです。
自由にどこにでも外出出来るようになったわけですから、損切りの良いタイミングになったわけですね。
中古のアウトドアグッズがたくさん出てくるんじゃ
アウトドアグッズって結構場所を取ります。これからそういったアウトドアグッズがリサイクルショップに売られたり、オークションなどに出品され値崩れ起こすんじゃないでしょうか。
画期的なアウトドアグッズというのは、そうそう出てくるものではありませんから、中古品で十分キャンプを楽しむことができます。
これから、アウトドアメーカーの収益はますます落ち込んでいくと思います。
アニメ・漫画・SNSの影響
「社会人のマナー講座」的なものをよく見かけますが、過剰だったり意味のないものだったりします。
アウトドアも同様で、アニメ・漫画・SNSの影響でコロナ禍前のキャンプ場とは雰囲気が代わりました。正直「なんだかなぁ・・・」って人が増えていました。
元々キャンプを趣味としていた人の中でもそういった新しい「マナー」的なものに戸惑いキャンプをしなくなった人も増えたと思います。
漫画もアニメも商売なので過剰・過激な内容を盛り込むとは思いますが、結果自分たちのコンテンツの寿命も短くしたわけですね。
コロナバブルだった
結局アウトドアブームは、コロナバブルだったのだと思います。
バブルが弾けてキャンプ場に平穏が戻ってきてくれたら嬉しい限りです。
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