締め具を作成
4月末から新型コロナでの自粛や天気の悪さが重なって釣りに出れない。仕方がないので、放置していた締め具に手を付ける。
初代の締め具は鋼材を無駄にしないようにと欲張りでかすぎた。今回はそのあたりの改良版。
ナイフや市販の締め具でも良いのだろうけど、無駄とか気になる場所があるとどうも気に入らない。自分の理想の締め具を作成。
締め具に欲しかった機能
刃の形
両刃
釣具屋などで売っている締め具はアイスピックみたいな形をしている。この形でダメな理由はエラを切れないこと。そして、血抜きのためにエラを切るのに別途ナイフが必要。ってことで市販のアイスピックのような締め具はNG。
刃のエッジ
市販のナイフは色々な利用用途を想定した形になっている。餌を切ったりロープを切ったりと何でも出来る。それ用のエッジが付いている。
脳天〆・エラを切るこれだけをやれば良いので、全て「刺す」という作業。刃のエッジにカーブは必要ない。とにかく「まっすぐ刺す」ことに特化した。
脳天〆が上手い人は、ピンポイントで当てることが出来るんだろうけど、その辺りまだまだ練習が必要。津本式の血抜きの際、神経を頭から出すためにも少し大きめの穴をあける必要があるので、刃の角度もそれに合わせた。
ナイフだと細すぎたりしてNG。
鋼材
鋼材は厚めの6mm。これは少しやりすぎた感じがするw。材質はステンレス440C。〆るだけなので切れ味は二の次で錆びづらいことを優先した。
6mmのステンレス440Cを焼入れしてもらっているのでカッチカチ。ドリルじゃまず穴があかない。
重さが出るけど、ハンドルを手の形に合わせて削ると重さは気にならない。むしろしっかりした感じがする。
鋼材を手の形に合わせて削る

自分の手の形に合わせながら、当たるところをグラインダーでガンガン削って行く。

ナイフ同様分厚い鋼材にしたので、グラインダーを使っても結構時間がかかる。硬い・・・。ここを横着するとハンドル合わせても手になじまないので何度も確認しながら削る。
ハンドル材を取り付ける
鋼材を削り終わったら、ハンドル材をネジ止めしてしまう。ネジが長かったので、グラインダーでネジも良い感じの長さまで削る。
結構ぴったりサイズの穴を開けてくれているので、少しずつ叩きながらネジを入れて行く。
二度と外さないと思うのでこの時点でネジ止め材もたっぷり。

ハンドル材を削る
まずは、グラインダーで鋼材の形に合わせてハンドル材をけずる。これは硬い鋼材に沿って削るだけなのでかんたん。

ハンドル材を手の形に合わせて削っていく
今度は、ハンドル材を実際に握りながら当たる場所をグラインダーで削っていく。色々な指が当たるので調整しながら削っていく。

今回はグラインダーでかなり丁寧に削って行った。前回は、ここがもう少し足りなくて鉄のヤスリや紙やすりで結構時間かかった。今回は、かなりグラインダーで整えたので後が楽になる。
鉄ヤスリで形を整える
グラインダーで丁寧に形を整えてもどうしても凸凹が残るので、鉄ヤスリで形を整えていく。これをしっかりやらないと紙やすりが大変。

この時も、何度も持ってみて手に当たる部分や気になる部分があるようなら削っていく。
耐水ペーパーで整える
別に人に上げるわけでもないので、耐水ペーパーで整える必要もなさそうだけど、せっかくなので美しくしたい。
800番の耐水ペーパーで更に凸凹をなくしていく。ここはやればやるほどきれいになるんだろうけど、ある程度で終わり。

完成
長さもいい感じに出来上がった。ハンドル部分も何度かやっているので前回よりも手にしっくり来る。
そろそろ釣りに行きたい・・・


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